戦場のメリークリスマス

昼寝をしていて夢を見た。ひどくうなされる。

ここは日本で、業界戦争が起きていて。
次から次へとに我々のシェアは減少していく、まるで陣取りゲームのようなもので。

もがけばもがくほど、苦しくなっていく。
いっそのこと、ここでやめるか？
本当に自分のやりたいことはこんなことだったのだろうか？
マスコミに叩かれ、世間に悪者扱いされ。
だけど、間違ってない。僕達は、本当に悪者かもしれない。

弾を込める時間も残されていない。あと弾薬はどれくらい残っているのだろう・・・
最後だと思いタバコに火をつけた。空を見上げると星が瞬いている。
その日はクリスマス

目がさめる。自分が今までやってきたことは無駄なものだっただろうか。年老いた時、笑って振り返る思い出を今俺は果たして創造しているのだろうか。
愚痴を言うつもりではないが「ものつくり」は本当に難しい。
ただ、難しいからこそ頭の中で浮遊していたカケラが形になったときの醍醐味がある。街で自分が作ったものを見たとき、本当によかったと思えるから今日も頑張れる気がする。