安全衛生の意識

2004年11月10日 お仕事
言うまでもなく、自動車メーカーは事故・違反に厳しい。
事故や違反を起こした場合、会社への報告義務がある。
もちろん、黙っていればバレないというわけではない。社員は車のリアガラスに「安全運転をします」の意のステッカーを貼っているので警察などの国家権力は認知次第、会社に密告してくれるのだ。

当然、会社の飲み会などは車で行ってはいけない。飲酒運転に敏感になるせいか、課で酒飲みが少ないのも納得できる。
昨日、事故を起こした社員がいたらしい。
安全意識の欠けやすい19歳の男の子。免許を取ってから一年経ってないそうで。これから大目玉を食らうのは間違いないだろう。
さて、今日は「安全衛生」についてのお話。
日頃から、ケガをせず健康に過ごせるように皆さんそれなりに注意を払っているだろう。疲れているときは風邪も引きやすいし、何かと注意力が散漫になる。仕事についても同じで、特に製造業の場合安全の確保というものが第一テーマになる。
いつもと同じことをしている。言い換えれば慣れが大きいほど「大丈夫だろう」という慢心が生まれるのだ。
ハインリッヒの法則というものをご存知だろうか?
アメリカの保険会社の技師、ハイリッヒが発表したのだが労働災害の事例の統計を分析した結果、1:29:300という数字が導き出された。意味は
1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300件のヒヤリとした・ハットした無傷事故があるというものだ。ヒヤリハットの時点で危険認知と安全意識があれば29の軽傷事故は防げるはずだ。もっとも、1件の重大災害が起こるまで不安全行為を繰り返しているようでは・・・

いつもやっていることだから、今までも平気だったので…
これは仕事だけでなく、いつでも覚えておきましょう。
よく考えれば非常に高い確率で重大事故を招くことを示唆している。いつやって来るか分からない災害を未然に防ぐには、不安全な状態や行為を認識し、ヒヤリ・ハットの段階で地道に対策を考え、実行(よい習慣として身につける)していくことが重要なのだ

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