車ってのは一部の超高級車を除き、ラインで組み立てられる。
あえて難しいことは書かないことにする。詳しく聞きたい方は俺に直接聞いてくださいな。
JFEなんかから送られてきた0.6ミリほどの鉄板を プレスするところから始まる。プレスされた鉄板は溶接でくっつけられ、ラインに乗せられる。1日中溶接を人間にさせるとミスが多くなるのかほとんどの作業はロボットに任せている。

やがて鉄だけの車の形になったところでボディをラインに乗せる。
これがいわゆる偽装ON 錆止めの下塗りをして塗料を吹き付ける。そして乾燥。 ここまでで16時間弱かかる。

塗装を終えた車はいよいよ組立てへ。ここで一旦ドアを取り外し、ドア専用のラインで組み立てる
なぜ?だったらドアも最初から別のラインでって思うかもしれないが ボディーと別々に塗装をしてしまうと 若干の色ムラができる。これを防ぐためにドアは塗装までくっつくわけなのです。

別ラインで組み立てられたエンジンやらいろんな部品約3万点を付けていく。ここでもやっぱりロボットが大活躍。
重たい部品や危ない箇所、人間の手ではできないところはロボットの仕事。組立てにかかる時間は2時間というところ。
ここでラインを出た車は検査ラインに移る。
厳しい品質管理のもと、整備士の資格を持っている作業者がひとつひとつチェックをしていく。
水漏れ 保安箇所 その他安全に関わる箇所や傷や凹みなど・・・
残念ながら全部が全部良品という訳ではない。
違う部品が付いていたり、日本国内向けの車にアラビア語の説明書が入っていたりする。。。
作業者は指示表と呼ばれるボンネットに貼られたB4より少し大きいくらいの取り付け部品の書かれた記号びっしりの紙を見ながら作業をしていく。
もちろん、ラインは秒単位で動くのでゆっくりはしていられない。
手先の器用さと瞬時の判断ができる人でないと勤まらないのだ。
一台の車ができるまでに約5000人が関わっている。
今日も工場近くの港に 出荷を待つ完成車がずらり並べられていた

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